Musik Garten Kuroki(以下MGK)は、ステージで活躍する演奏家が持っている空気、音楽の豊かさを子供たちに伝えたい!感じて欲しい!という願い、 そして、お子様の中にある自己表現への意欲や音楽への興味を大切に育てたい!という思いから、桐朋学園出身・現役演奏家の講師によって構成された音楽教室です。
MGKの子供たちは講師から様々なことを感じて成長します。音楽性・テクニックだけでなく、演奏家であるからこそ伝えられること、教えられることをレッスン中は勿論、レッスンを離れての会話の中から、講師の動きなど、あらゆる場面を通して多くを学んでいきます。そして上手に弾ける弾けないに関係なく、講師と一緒にレッスンという空間を楽しんでいきます。
MGKは小さな学び舎ですが、生徒・講師・ご父兄の気持ちがいっぱい詰め込まれている、温かくて楽しい大きな空間です。
子供たちにとってピアノやヴァイオリンを習うとはどういうことか、ときどき考えます。 毎日の生活の中に音楽があれば、楽器が弾ければ、どんなに素敵だろう……そんな想いでご両親は音楽教室の門を叩かれることでしょう。その気持ちに応えると同時に私たち音楽家にできるのは、『本物』を伝えること。言葉では説明できない何かを子供たちに届けることです。趣味で始めたピアノやヴァイオリンを10年、15年と続けることができたなら、その人の後ろには確実に音楽の足跡が刻まれ、大きな自信へとつながります。育った環境の豊かさがうかがわれ、個性が輝きを増します。子供たちの成長の過程に音楽があってほしいと、私はいつも願っています。
そして講師たちは、生徒と先生ではなく音楽仲間として、子供たちと一緒に演奏できるコンサートを楽しみにしています。
『教養の一つとして音楽を身につけてほしい』これは、MGK講師一同の心からの大きな願いです。
Musik Garten Kuroki
代表:黒木 弘子(Hiroko Kuroki)
桐朋学園女子高等学校音楽科(男女共学)ピアノ科を経て、同大学ピアノ科卒業。井口基成、岡本美智子、小津恒子、上野千鶴子の各氏に師事。在学中より指揮、 声楽の伴奏を務める。
卒業後、日本を代表する指揮者のもとで研鑽を積み、1989年には指揮者・汐澤安彦氏のピアニストとして指揮講習会に参加。その後、オペラ・室内楽・声楽の演奏会やコンクール、オラトリオやミサ曲を中心とする合唱団のピアニストで活躍する。
1992年、東京都大田区に『Musik Garten Kuroki』を開室。更に2000年には東京目黒区に開室、今日に至る。この間、2005年より3年弱、音楽関係機関の要請により、八丈島へ赴き音楽普及活動に携わる。企画では、様々なスタイルのコンサートの依頼を受け、演奏だけでなく制作も手掛ける。